こんにちは。
長野県南アルプス市にある「宗教法人　蓮経寺」です。
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現在でも冠婚葬祭などの日取りを決めるときに

「結婚式は大安の日に挙げよう」とか

「葬式は友引の日を避けて」

などという話をよく耳にすることがあるでしょう。


ここで使われている「大安」「友引」などは
古代中国の「六曜（ろくよう）」という暦の考え方に基づいたもので
三国志で有名な諸葛孔明が、戦いの際に、吉凶の日を知るのに利用したことが
始まりといわれています。


この六曜が日本に伝わり、江戸時代半ばから急速に広まっていきました。
現在使われている六曜のそれぞれの日には、次のような意味があります。


【先勝（せんしょう/せんかち）】
午前が吉。午後は凶。早くことを済ませたほうが良い日。


【友引（ともびき）】
正午のみが凶。「友を引く」から慶事はよいが、葬式などの弔事は避ける日。


【先負（せんぶ/さきまけ）】
午前が凶。午後が吉。急用を避け、平静に過ごすとよい日。


【仏滅（ぶつめつ）】
一日じゅう最凶。特に婚礼などの慶事を避けるとされる。弔事はかまわないとする。


【大安（たいあん）】
一日じゅう大吉。大安吉日といい、婚礼、建築の上棟式などがよく行われる。


【赤口（しゃっこう/しゃっく）】
昼だけが吉。朝・夕は凶。禍に出会いやすい日とされる。



本来は中国で、戦や争いごとの吉凶を占うものでしたが
次第に日本では日常生活全般に用いられるようになっていきました。


なかでも「友引」はもともと「争いごとで共に引き分けて勝負なし」の意味でしたが
その文字の連想から「友を引く」の意味にとられ、葬儀などの弔事が避けられるようになりました。

山梨に拠点を置き葬儀や法事などを執り行っている
「松久山 蓮経寺」の歴史は古く、江戸時代まで遡ります。
元和年間(1615年～1624年)と言われる江戸時代初期に開山したと伝えられています。



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2025.11.20